集塵カゴ収納方式に用いる水面清掃船

集塵装置にはいろいろの種類がありますが、人間の手で塵芥を掻き込み、掴み、カゴに入れると言う作業イメージをそのままストレートに機械化した油圧ショベル式集塵装置をお勧めします。
甲板上を走行する油圧ショベルが、船の前方の塵芥を左右にスイングしながらほぐして掻き込み、船上を後進しながら集塵カゴの奥に引き込み、集塵カゴの中の塵芥を盛上げて整理します。大きな流木はアタッチメントのグラップルで掴んで回収します。
法面上の塵芥や狭窄した水域の塵芥をはじめ、清掃船の前方に有る塵芥の集塵作業がストレスを感じることなく行えます。また、集塵コンテナ内の塵芥を盛り上げ圧縮してカゴ充填率を増し、一回の航行で出来るだけ多くの塵芥を運搬します。

油圧ショベル式清掃船をご紹介します。  

 

初めにグラップルでの集塵作業を紹介します。
グラップルは手首の部分が旋回します。大きな流木は浮いたまま縦方向にしてカゴに引きこみます。
塵芥の掻き込み作業もできます。

 

次はレーキでの集塵作業です。

塊状の塵芥を解し
甲板上を後進しながら集塵かごに掻き込みます

 

集塵作業が終わったら昇降装置で集塵カゴを水面上に持上げて運搬します。

カゴ下げ
カゴ上げ
運搬

最後に塵芥の陸揚げです。
集塵カゴは底扉が開き塵芥の取出しが容易です。

吊ワイヤーを架け替えると、カゴ前方からの取出しも行えます。